フィッシング詐欺とは実在する企業やサービスを利用し、クレジットカードの番号やパスワードなどの個人情報を盗み、お金をだまし取る非常に悪質な詐欺です。
目次
フィッシング詐欺の事例
いつものようにメールをチェックしてみると、所有しているVISAカード会社を名乗るサイトからメールが届きました。
VISAカードをご利用のお客様へ
平素はVISAカードをご利用いただきありがとうございます。 このたびVISAカードを新カードに移行するため、お手数ですがお客様の本人認証を下記サイトにてお願いします。
http://www.○○○.com/member 期日までに認証して頂かないと、カードのご利用を停止させていただく場合がありますのでご注意ください。
株式会社○○○
「なになに?本人認証を期日までに行わないとカードが使えなくなってしまうのかー」 そう思って何の疑いも無く暗証番号を入力し送信してしまいました。
しかし、このVISAカード会社は詐欺集団が作成した偽のダミーサイトで、実際には本人認証などしなくてもカードはそのまま使えるのです。
非常に巧妙にサイトを作りこんでいるので、一見しただけでは本物のサイトか判断がつかない上に、フィッシングサイトについての知識が無いと騙されてしまう人が多いです。
こうしてあなたはクレジットカードを悪用され、合計150万円の損失を出してしまいました。
さらにやっかいなのは、こうして得た個人情報を他の詐欺グループに高値で取引されて利用されてしまうという点です。発見が気付くのが遅れれば遅れるほど、取り返しのつかないほど大変なことになってしまいます。
本物そっくりの偽サイトを作り、入力フォームを設置して情報を盗み見るという手法もあります。大切な個人情報を入力する際は注意深く確認をしましょう!
フィシング詐欺の被害に遭わないために
1.クレジットカード会社やオークションサイトが、IDとパスワードをメールで問い合わせてくることは絶対に有り得ません。
2.アンチウイルスソフトやセキュリティソフトを使用すれば、このような怪しいサイトにアクセスする際に事前に警告してくれるので、導入を検討してみましょう。
3.もしもの時のために、自分が使っている銀行やクレジットカード会社の連絡先を常に控えておき、怪しいなと思ったらすぐに連絡できるような状態にしてくと良いでしょう。怪しいサイトに個人情報を入力してしまったら?
クレジットカード番号を入力してしまった場合
すぐにクレジットカード会社に連絡し、暗証番号を変えてもらいましょう。被害にあってしまった場合でも保険会社に連絡して不正利用が認められれば補償されるので安心して下さい。
ただ注意して欲しいのは、カード会社にょって補償期間が違いますので、場合によっては泣き寝入りすることになるかもしれません。思い当たる節があったらすぐに連絡することが大切です。
銀行の口座情報を入力してしまった場合
すぐに銀行に問い合わせし、暗証番号を変えてもらいましょう。法人口座の場合は被害金の補償はありませんが、個人口座であれば補償してもらえるので、安心して下さい。
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