恐喝とは出会い系サイトで、こちらの弱みを握るようなメールをしてきて、それをネタにして金銭を要求してくる詐欺です。悪質なサイトの場合はサイトの運営者が恐喝してくるパターンもあり、気弱な人やネットの知識に乏しい人は払ってしまう場合があるので注意が必要です。
恐喝の手口
恐喝の手口として代表的な3つのパターンをご紹介します。
1.援助交際を持ち掛けられ、それをネタに恐喝
出会い系サイトに初めて登録してみたAさん。さっそくプロフを埋めて掲示板に書き込みをしたところこんなメールが届きました。
「Aさん初めまして!プロフ見て気になっちゃったのでメールしちゃいました♪今JK2なんですけどよければホテルで楽しいことしませんか?生で5000円だょ♪」
ん??JK2って高校2年生ってことか!しかも生で5000円!?めっちゃ安いじゃん!!プロフ画像も超カワイイしすっげー!
興奮気味のあなたは早速返信しました。
「初めまして!○○ちゃん超かわいいね。もうすぐにでも会いたいよ。5000円でいいの?何時間出来るかな?○○日に新宿で待ち合わせしよう」
ワクワクしながら返信を待っていると、サイト運営者を名乗る者からこんなメールが届きます。
「未成年者との淫行は青少年健全育成条例により禁止されています。また、出会い系サイトでの援助交際は出会い系サイト規制法で固く禁じられています。このままでは法律上のしかるべき対処を取らせていただく場合があります。
情報削除料をお支払頂ければ今回の件は初犯ということもあり見なかったことにすることも可能です。もしお支払頂けない場合は身辺調査を含め、ご自宅やお勤め先に訪問させて頂く場合があります。」
美人局と同じで、援助交際をしようとしたという負い目から支払ってしまう場合が多いようです。2.性器の無修正画像をネタに恐喝
「Aさん初めまして!プロフ見て気になっちゃったのでメールしちゃいました!引かないで欲しいのですが私とってもエロエロな女の子なんです・・・もしよければAさんのも・・・みたいな・・・」
こんなメールと共に、女性器の無修正画像が送られてきます。Aさんは興奮して自分の性器画像を送ってしまいました。 するとこんなメールが届きます。
「インターネットに性器の無修正画像をアップロードすることはわいせつ物陳列罪にあたり、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金をお支払頂くことになります。このまま警察に突き出しても構いませんが、初犯ということもあり今でしたら当社で画像を削除することも可能です。その場合は削除料として・・・」
「相手の女性が訴訟を起こすと言っています。当社が介入すれば示談にすることも出来ますがどうされますか?示談金は・・・」
などなど。 自分も犯罪をしているという後ろめたさからつい支払ってしまう人が多いようです。警察に相談したら自分も罰されてしまうのではないか?と不安になり、誰にも相談出来ずに・・・ということですね。
この辺りも美人局詐欺とも非常によく似ています。こういった弱みにつけこんでくる詐欺の特徴として、一度払ってしまうと二度三度とどんどん金品を要求してくるということです。
あなたの弱みを握っている限り、相手は絶対に手を緩めることはありません。不安があっても絶対に支払ってはいけませんよ。
3.ポイント代理負担をネタに恐喝
「もっとメールのやり取りをしたいんだけど、あなたに今ポイントが無いから出来ないみたい。でも、どうしてもあなたと仲良くなりたいから私が代理でポイントを負担しておくね」
などと言う行為です。しばらくすると、サイトの運営者を名乗る人物からメールが届き
「ポイントの代理負担は利用規約に違反しており禁止行為です。正規のポイントの2倍の額を払って頂きます。払って頂けない場合はしかるべき措置を~」
と言われ、脅されてしまうケースですね。 甘い話には裏がありますので、騙されないように!
恐喝の対策
怪しい援交女、特に未成年には絶対に返信しないことです。また、仮にこのような事態になって出会い系サイトに金銭を要求されたとしても、支払う必要は全くありません。完全無視を決め込みサイトから退会しましょう。
まともな出会い系サイトであれば、このような恐喝行為をしてくることは絶対にありません。
今回の手口のような恐喝は実際に性行為を行っていないため完全無視を決め込むだけで問題ありませんが、実際に18歳未満の未成年と性行為をしてしまうと、本当に青少年健全育成条例違反にあたり罰せられてしまいます。
未成年者を名乗る女からのメールは完全無視を決め込みましょう!
また、こういった恐喝をしてくるサイトは完全無料の出会い系サイトからの同時登録により入会させられるパターンが非常に多いので、完全無料の出会い系サイトの利用を控えるようにすれば、こういった被害も未然に防ぐことが出来ます。
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